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我家の耐震診断

我が家の耐震診断豆知識
TFICA会員の皆様にもリフォームご希望のクライアントが多いと伺っております。
インテリアコーディネーターにとっては少し堅苦しい話になりますが、豆知識として役立ててください。
リフォーム希望の際、耐震診断又は自分の家が安全か否か知りたいとお考えの方はたくさんおります。
専門家に依頼する前に豆知識として簡単にできる我が家の診断をご紹介します。
一般財団法人 日本建築防災協会
(注)自己使用以外でコピーして配布することは禁止します。
(参照:誰でもできるわが家の耐震診断)

この問診表に沿って我が家の現状を把握してください。
問診結果を確認しましたら、次に診断方法を考えます。
耐震診断の方法は下記の通りです。

耐震診断の種類
耐震診断は平成29年改正の現行基準に基づいて診断しますが、診断方法には3種類あります。
1. 簡易診断:住宅所有者でも行える簡単な診断方法
2. 一般診断:建築士等の専門技術者が行う診断
3. 精密診断:建築士等の専門技術者が行う診断で一般診断よりも正確な結果が出る

キーポイント
耐震改修を行うかどうかまだ漠然としている段階では、①の簡易診断を行ってみて下さい。
耐震改修を真剣に検討する段階では、まず②の一般診断を行ってみて、耐震補強が必要なことが
判明したら、耐震補強方法を具体化するために精密診断を行うという流れのほうが、
一般診断で耐震改修の必要が無いと判定されることもあり、費用の無駄を抑えることができます。
明らかに耐震改修が必要と判断される場合は、最初から精密診断をされるほうがよいと思います。

木造耐震補強設計例

 

 

 

 

 

 

 

 

住宅等の改修工事の注意点
現状の状態を維持するだけでなく、既存建物の価値を多少なりとも向上させる改良が必要となります。
以下の事を念頭に、多方面から知恵を出し合い、クライアントの要望に応えるべく創意工夫をすべきと考えます。

1.安全性(診断・補強を行う)
補強方法

① 筋違補強
② 金物補強
③ 面材補強
④ その他企業が独自で開発した工法
2.断熱性・気密性の向上
リフォームに当たり要望の多い暖かい家作りには断熱材・開口部を特に考慮する
又、ガラスの断熱性能は飛躍的に向上しており複層ガラスやペアガラス等の採用を検討する
3.建築物省エネ法への適合
令和3年4月施行(法改正あり)

4.建築設備に関する省エネ
照明器具、暖房給湯設備、換気設備、空調設備等省エネ効果のある製品の選択

* 震改修を行うに当たり、まずその建物に応じた目標性能を設定する必要があります。一般の建物では、現行の建築基準法が
定める最低基準に従い、中小地震に対しては無被害で機能保持し、震度5強から6弱程度の大地震に対しては被害を
軽微・小破程度にとどめ、さらに震度6強からの強大な地震に対しても建物が倒壊することなく人命を保護することを目標
として設定されています。

* 住宅の改修を相談される時、設計図書を保管されている方が少ないことに驚かされます。
確認申請済証及び完了検査済証はとても大切な書類であることを皆様からも伝えて頂けたらうれしいです。

RC造耐震補強工事写真

鉄骨ブレースによる補強                  RCブレースによる補強
    

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