2019年
TFICA研修旅行のご報告

10月9日、10日東京にて、YAHOO!JAPANとGoogleのオフィスを見学。新木場にある東京木材問屋協同組合の木材会館の見学をしました。

　ヤフーのオフィスでは、ヤフーが復興を支援している「石巻工房」の焼き印の入ったテーブルが随所に置かれ、親しみを感じました。

　一番印象に残っているのは、フリーアドレスで社員個人の机が無く、どこで仕事をしても良い事でした。さまざまな雰囲気のエリアがあり、集中したい時、コミュニケーションが必要な時など、ニーズや気分で仕事エリアが選べる。芝生エリアや雑魚寝スペースまでありました。

　グーグルのオフィスは、個人の机はありますが、各所にコミュニケーションのきっかけを作る工夫がされていました。日本をイメージした廊下では、なまこ壁風の仕上げや、和柄が描かれた壁に祭りの雰囲気。温泉旅館をイメージしたスペースなど、仕事を楽しむ社風を感じるインテリアでした。

　双方のオフィスでは日本人以外の方もたくさん働いており、コミュニケーションを重視し、そこから産まれる発想を育て、失敗を恐れず、常に発展の途上にあることに共通性を感じました。

　働き方も、副業可、フレックスタイム、ホームオフィスやサテライトオフィス、課題解決のためにとれる長期休暇、自律した働き方＋チームを大切にした働き方、安心して仕事ができるオフィスであること等々、これまで経験してきたオフィスとは違う雰囲気に、この先の未来はどのように変わっていくのかと、大きな希望を感じました。

宿泊は星野リゾート東京大塚
メゾネットタイプのカジュアルでコンパクトな客室のデザイン。宿泊されているお客様は海外の方も多く、客室のデザインにも、そのようなお客様に対応する工夫と可能性を感じました。

最後は新木場の木材会館
材木をふんだんに使った圧倒的な空間と、積み木をイメージさせる外観に、懐かしさとぬくもりを感じます。燃える材料である木を使ってビルを作ることや、メンテナンスの苦労はありますが、建物の寿命よりも長い木の寿命を大切に使う工夫と、古くなることで味わいが出てくることへの楽しみを知った見学でした。